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作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。

臼杵のティーツーリズム①@大分県臼杵市

九州の瀬戸内側に位置する大分県。
「おんせん県」というイメージが強い人も多いのではないでしょうか?
日本一の湧出量の「別府温泉」、山間の別荘型は「湯布院温泉」など。
「おんせん県」YouTubeも全力で温泉押し!

そんな大分の東海岸に位置する「臼杵市」
「うすき」と読みます。
城下町と農業の町と言いますか、海と山がちょうど良いバランス。
そしてここに暮らす人は幸福度が高い。
国宝の石仏鍾乳洞、カボスやふぐ、フンドーキン醤油など昔ながらの発酵文化も残っており、人口が3.5万人で何をやるのもちょうど良いスケール。

城下町ならではの、こんな感じの白壁の屋敷群が広がっております。
チリ一つ落ちていない整った街並み。

さて今回は、そんな臼杵市の農業地帯、野津町にある「八里合茶」というお茶をテーマに新たな地域の観光コンテンツを作ろう!という事で、産地に集合しました。

まずは、何をやるにも地域文化を知る事は重要。
早速市街地の散策に出かけました。

これは「アズレージョの壁画」
大分県と言えば、有名なキリシタン大名の大友宗麟ですね。
ここはキリシタン文化が色濃く残る場所なんです。
そこ、皆さん興味が強い・・・
教科書にも多く出てきますもんね。九州のキリシタンのこと・・・
しかし歴史って、新たな文献や土器などが出てくると割と簡単に変更、変更の繰り返しの様な・・・
一通り、メイン通りを散策し、見つけた蔵元に入ってみました。
臼杵市内には4つの蔵元があり、それぞれ日本酒や焼酎などを作っています。
ここは九州でも北部に位置しますので、日本酒と焼酎の両方を作ります。
大分県は下町のナポレオンに代表される「いいちこ」や「二階堂」という麦焼酎の方がどちらかと言うとメジャーなのかも・・・
蔵の中で、出荷の時を静かに待つ甕焼酎。
この様な甕仕込みの焼酎は九州ではよく見る形状ですが、今回は、ほぼ九州以外の方々でしたので、珍しかった様子。
丁寧に説明して頂きました。

初日はこんな感じで、街並みや風土を知っていただくことをメインに。
地域の方々には日常でも、よそから来ると珍しい事も多くあります。
その一つ一つのリアクションを見落とさない様に・・・
ホテルにチェックインして、一区切り。
落ち着いたらお腹が空いてきました。
そして、お楽しみの夕食に突入!
はい出ました臼杵のふぐ
臼杵城下には、流れの速い豊後水道があり、昔から良質なとらふぐの産地でした。
食通の間で有名なのがこの「臼杵ふぐ」
通常よりも身を厚く切り、その弾力と味わいを楽しむ感じです。
小さな町なのに、ふぐを食べさせてくれるお店の多い事!
やはり名物ですね。
その他にも味わい深いたくさんのお料理を頂きました。
ここは喜楽庵さん。本膳料理を唯一継承する伝統の割烹です。
こんな感じで地域の特産品を味わって頂きながら、今日一日を振り返り、お酒も入り、楽しい雰囲気に。
臼杵がなんとなく、ジワ~っと沁みてきて・・・

その上で、
明日はいよいよメインの茶畑を味わう体験。
茶の味わいに地域のテイストがどこまで反映されるかな。。。
焼酎や日本酒もたっぷりと飲んだので、寝坊しない様に今晩は早めにお開きです。

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