作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
今年2月の出会いから、ご縁を重ね開催された「みなまた」の食の発信イベント。
たべもの感謝祭、100年ごはん上映会、たべものマルシェなど。
地域の飲食店組合の方々が腕によりをかけて地元食材をふんだんに使い作って下さいました。
地域の力の素晴らしさ。
地元を何とか盛り上げたいと本気で動いた結果の開催。
この賑わいです。
子供たちの「いただきます!」の声からスタートした「たべもの感謝祭」
あっという間にたくさん並んだお料理もなくなり・・・
これ美味しそうでしょう?アシアカエビというこの地域でしか捕れない貴重なエビ。
車エビ大の大きさ。立派です。
この春巻きも美味しかったー。手作りの優しい味。
西田市長も来て下さいました。
水俣の現在の取り組みをとても丁寧に教えて下さいました。
ありがとうございます。
左は「100年ごはん」映画監督、大林千茱萸様
楽しいトークセッションはあっと言う間に過ぎて・・・
この二人。
実行委員のメンバーです。未来の水俣仕掛け人達。
天の製茶園の天野くんと、水俣芦北地域地域雇用創造協議会の福田くん。
おいしいみなまたを発信していく。
それぞれが。
自分のできる事を。
精一杯。
翌日の上映会
この日は「100年ごはん」の映画制作を仕掛けた重鎮、大分県臼杵市元市長、後藤様も壇上に。
地元学提唱者、水俣在住の吉本様との地域を考えるトークセッション。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎて。
監督の笑顔!いいですね。
吉本談話の一言。
どの地方でも頑張っている「地域ブランド化」の根本理念であると思います。
水俣・芦北の食はなんでいいのか?
多様な気候、風土があるから。
いろんな食べ方、料理があるから。
そしてその条件は川がいいこと。
砂防ダムはしょうがないが、自然の流れがあるから。
そんくらいわかっとけ。by吉本哲郎
ブランド化にとって「食」は切り離せないワード。
その「食」で一度はダメージを受けた水俣。
海は傷んだ。
でも山があった。
山があり、川があり、畑があり、海がある。
繋がっている事への気づき。
そして。
先人たちのお蔭でここまで復活した水俣、今、地元が声を上げた瞬間の日。
「100年ごはん」という映画、たくさんの事を教えてくれました。
水俣という漢字。
水の又と書きます。
これがその又の部分。
とても綺麗な川。
大御所お二人の会話
頭が下がります。
かっこいい。
静かなる強さがある。
吉本)とにかく規制、権限を乗り越えないと。河川は河川課のものでもないし、河川法でどうにかなるものでもない。自分たちが管理しやすいようにする法律はいらない。
後藤)規制にとらわれては、現状を打破できない。でもどうにかなるもんだと思っている。
・規制、権限を乗り越える。
・どうにかなる。
・現状を打破するには既成概念を捨てる。
そうやって地域を作ってきた方々。
頭が下がります。
日本の地域にはまだこの逞しい力が息づいています。
道を作って下さった方を、今、私達がどう感じ捉えていくのか?
本当に考えさせられた水俣でした。
最後に。
とにかく楽しい時間でした。
バカを言って、笑って、飲んで。
それが一番人間らしい。
人間と付き合ってばかりだと苦しい。自然と向き合うと正気を取り戻す。
心に刺さった言葉です。
ありがとうございます。
心から感謝致します。
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