作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
頴娃(えい)町と読みます。
ここは特攻隊、武家屋敷で有名な知覧のすぐ南。
日本一の生産量、えい茶の故郷。
三代続く「下窪勲製茶」の健一郎さんと茶畑で栽培談義を楽しんだ後、
車中から見えたピラミッドのような建物。
東シナ海に向かって無数に建ってる。
「あのでっかいのは?」
「あれー?まだ見た事なかったですか?」とゆったりとした鹿児島口調。
「是非、是非!近くまで行きましょう!」とニコニコ笑いながら連れて行ってくれました。
茶畑の脇や収穫した田んぼの後に竹組みの干し台を作る。
2本の葉っぱを上手く利用し、大根をヌンチャクのようにつなぐ。
横組みの竹に等間隔に掛けていく。
吹き上げる潮風が重要。目の前には東シナ海が広がります。
今の季節はこのような「大根掛け」がいたるところに。
葉っぱが紐の役割です。
竹を横に渡して、大根を手作業で掛けていきます。
この大根の漬物は400年の歴史を誇る「山川漬け」
鹿児島のたくあんです。
冬の季節風と天日干しで3~4週もの長い間乾燥させた干し大根を、塩漬けして6カ月以上もの長期間、発酵、熟成をさせた本干したくあんです。
発酵ってとこがミソですね。
出来上がった茶色のたくあんは、歯ごたえ良く、するめのように噛めば噛むほど味が出る。お茶漬けにするといいですね。
小さく刻んで、油で炒め、仕上げに少量の糀醤油と一味で味を整えれば、たまらない酒の肴に。合わせる酒はもちろん、鹿児島の芋焼酎。
焼酎はスピリッツです。田舎臭いイメージはナシ!
本当は上品で気品にあふれるお酒なのです。
焼酎の話はまた詳しく!
今日は節分。一年の初めの立秋の日に新たにblog。
好きな人を、好きな食べ物を、好きな工芸を好きなだけ綴って行こうと思います。
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