作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
福岡県にほど近い熊本県北部「玉名市天水町」
今回はこの天水町の柑橘生産者藤川さんの畑にお邪魔しました。
ここ天水町は柑橘栽培の適地。
有明湾に向かって、遠くには島原半島が見えます。
この日は霞んでいて見えにくい。うっすらと輪郭がわかりますか?
晴れていたらくっきりと普賢岳が見えます。
整った畑でしょう?
この日の為に収穫せずにとってあった、「河内晩柑」
晩柑は和製「グレープフルーツ」この時期の柑橘です。
鈴なり!
藤川さん曰く、「冬の柑橘はコク深く甘く、夏はサラッと軽い物が好まれる」
確かにそうです。
暑くなってきたらゴクゴク飲める爽やかな飲み物を身体が欲します。
濃いとたくさんは頂けない。
「木成り」樹に付けたまま熟成させる事。
生産する場所や地域にもよりますが、霜が降りなければ「木成り」にできる。
霜が降りて凍ってしまうと、中がスカスカになり商品価値がなくなる。
だから霜が降りる前に収穫するケースも多いのです。
天水地区はこの霜が降りない。
それと藤川さんの柑橘が美味しい理由は
何と言っても熊本の財産というべき「阿蘇の伏流水」
豊富な水のお蔭で熊本県は、九州の中でも生産県として王座に座っています。
これです。この天然水。
藤川さんの畑にポンプでくみ上げています。
この美しさ。手に取った水がそのまま飲めます。
色が変わっている場所は、下から水が湧いています。
なんて贅沢!なんて羨ましい!
そりゃ、美味しい農産物ができるはず!
ここは熊本県北部ですが、南部の水俣地区も、畜産やお茶、米、と美味しい物が多く、北部とは違った味の天然水が豊富に湧いています。
うらやましかぁ~!
たっぷりと天然水を吸い、果汁を蓄えた晩柑。
水分が多いだけにジュースにすると格別!
この藤川さんの晩柑は東京のこだわりジュースBAR「⑤deli ebisu」で飲むことができます。
このお店は、エコバイのフルーツを使った美味しいジュースが飲める店。
こだわりの素材を各産地から取り寄せ、注文を受けてから1杯ずつ手作りしています。
オーナーの橋本さんは本当に真面目に、美味しいものを選んでいます。
7月19日~は、なんと宮崎県日向市の幻のお酢みかん「ヘベス」を使ったジュースも!
こうやって素材を大切に使って下さる方とのご縁は大変嬉しく思います。
⑤deri ebisuさんは味のアクセントに使うレモンまで国産!
これ藤川さんのレモンです。甘酸っぱい果汁も豊富!
真面目に真面目に1杯のジュースを。
生産者の藤川さん。
綺麗に整えたご自宅の庭にあった紫陽花。
良いものを作る生産者さんのご自宅は、どこもとても綺麗。
この日も私を出迎えてくれるかのように元気に咲いていてくれました。
梅雨の晴れ間の出来事。
天水に着いたら、雨も止み、陽が差し、とても気持ち良く。
これだから産地廻りは止められない。
とても楽しい時間でした。
ありがとうございます。感謝です。
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