作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
北海道標津郡中標津町。
ここ、政府も近年観光に力を入れている北海道の東側、いわゆる「道東」と呼ばれる地域です。
この地域の食、半端ない。
食の北海道と言うに足りない壮大さ。
北海道の生産は、都民の胃袋を担っている。
責任重大、でも頼りがいがあるんです。北海道。
今回はそんな北海道の道東にある中標津町で進行中の、
「地域の生産者がスタートさせた未来図」を
シリーズでご紹介しようと思います。
それと鉄板のグルメネタも。
地図の右側の海には北方領土、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島などが浮かんでいます。
Google Map以外の地図にはクッキリと区分けが・・・
この様に、この地域は領土問題を身近に感じる地域。
中標津町を見渡すことができる開陽台展望台に登ると、
海の向こうに大きく美しい島が見えます。
本当にすぐそこ。
この光景は心をざわつかせる・・・
日本国、大丈夫か・・・
最初の出会いは、オーツ麦でした。
「中標津町に、北海道の生産者の親分の様な人がいるよ!」
それが希望農場の佐々木さん。
そう聞いて会いに行ったのですが、その人のスケールは正に北海道級でした。
この地域のメインの産物は、酪農。
主にJAさんからメグミルクに。
酪農家の佐々木さんはこの地域にはかなり珍しく畑作も。
大麦、小麦、大豆、小豆を作っています。
これ、二条大麦。
これからこの地域で作る物語の大切な主役「モルト」になります。
この佐々木さん、希望農場の他に、中標津クラフトモルティングジャパンという、麦芽(モルト)を製造する会社を作りました。
この他、自社のミルクや加工品を味わえる「2πCOWS CAFE」も。
ここは北海道、魅力や内容もかなりスケールが大きい。
まずは牛。
中標津、標津、別海、ここは本当に巨大な酪農地帯。
巨大感が伝わらない画像でごめんなさい。
あまりに可愛いかった。この頭の毛。
酪農地帯には、クオリティーが高い乳製品が豊富。
これは佐々木さんの親戚、別海町の「中山農場」のチーズ。
出荷の時を待っています。
芳醇な味わい。
佐々木さんが描いている未来図はこの地域に「お酒の文化を作る」事。
これから少しずつご紹介しますが、それはもうかなり面白い構想。
また、ここは根室中標津空港から市街地まで車でたったの10分。
ありえないほどの利便性ですが、あまり知られていない地域です。
生産地だから当たり前なのですが、ここに暮らす次の世代の為にも、地元の人間が地域にフラッグを建てたい。
更に魅力ある地域にしたい!
もっと多くの人に知って、来てもらえる事はできないだろうか?
それが「お酒の文化を作る」という事に繋がります。
壮大な物語が始りました。
これから少しずつご紹介していこうと思います。
今回はチーズだけでしたが、次は悶絶するほど食べたくなるあの鮨を・・・
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