作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
熊本県の南部。塩トマトで有名な八代市のすぐ南。
葦北郡葦北町に、松原さんの工房があります。
ここの地域は不知火湾沿い。公害があった水俣市と隣接する地域です。
県南部は水俣を中心に、環境に配慮した農法が盛んです。
「もう少しも汚したくない。自然こそ私たちの財産です」
そう言い切るキリリとした横顔。
キビを定植する所からスタート。
自分の手で植えて、育てて、収穫し、加工する。
全てが全てが手作りです。
畑に入れる有機堆肥はキビを絞った絞りかすを発酵させて作ります。
しぼった残りはまた畑に戻す。循環です。
キビを煮詰める窯の燃料は裏山の薪。