作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
福岡県の八女茶。
歴史ある九州の煎茶の産地です。
ここは大分県と熊本県の県境に位置する、奥八女と呼ばれる地域。
「矢部村」といいます。
熊本県と大分県に隣接している地域。
栗原さんのお茶は、香り高い山間地のお茶。
茶工場は川沿いに建っていることが多く、ここもやはり。
川はもちろんかなり美しい・・・
ご兄弟で力を合わせて茶業を営んでおります。
いいですね。
伺った時がちょうどGWの忙しい最中・・・すみません。
機械はフル稼働していました。
どこの産地にもみられる高齢化がここにも。
製茶の依頼が増えているそう。
まず、栗原さんが素敵な一杯を出して下さいました。
お抹茶。
なんとお上品な・・・
ひとしきり工場で話した後、とっておきの場所に連れて行ってくれました。
「天空の茶園」と呼ばれるこの畑は、お茶の樹オーナー制度でたくさんの方々のお茶を大切に管理、製茶し、お届けします。
栗原さんは以前から、コツコツとファンづくりを重ね、その数は数千にもおよび・・・
見えますか?
真ん中左寄りに茶畑があります。
山、山、山に囲まれた「隠里の茶」というイメージ。
この場所に来るだけで、お茶の美味しさが伝わります。
やはり、産地に来てもらう取り組みは本当に大事。
矢部村の茶づくりを無くしてはならないと、ご兄弟で頑張ってらっしゃる姿はとても好感が持てます。
そして、とても丁寧で礼儀正しい。
栗原さんのお茶は、そんな味。
丁寧、素直、余韻が気持ちいい。
2018年度、エコバイのお茶イベントの「紅茶王・緑茶王」ダブル受賞者。
これから発酵系のお茶は、また更に良くなると思います。
九州の伝統の産地から、八女茶を発信続けます。