作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
どうですか?
この綺麗な桜島。
仙巌園(磯庭園)からの雄大な眺め。
ここは島津家の別荘だった場所。
錦江湾越しの桜島を借景にした贅沢な庭園があります。
県民を悩ます灰吹く桜島。でも何度も鹿児島を訪れる度に、だんだん誇らしく、そして好きになる自分がいました。
この姿を見て下さい。
堂々と神々しい。
最近、桜島を見たいなぁ・・・と思う事多し。
今回は海外からの参加者と一緒に、日本の中の「薩摩を知る旅」です。
東京や京都に行く事はあっても、九州の鹿児島に来て下さるなんて嬉しい限り。
当社のツアーには、発酵はかかせません。
まずは串木野「白石酒造」へ。鹿児島ならやはり焼酎。
前日、鹿児島市内の行きつけの料理屋「とまや」さんで、しこたま飲んだ白麹の芋焼酎「天狗櫻」の蔵元です。※とまやさんの大将が作る魚料理は絶品!
この時期、仕込みは終わっています。
でも丁寧に、丁寧に、蔵の中を案内して下さいました。
一つ一つの言葉がとても印象的。
ここの蔵は原料のさつま芋の生産も始めています。
「芋農家は生産量にこだわります。でも僕らは量ではなく焼酎に合う芋作りをやってます。うちのような小さな蔵は特徴を極めないと・・・」
一次産業(生産)+二次産業(加工)+三次産業(販売)。
一+二+三=六次産業。
今、農水省が、とても力を入れている六次産業化。
酒の製造業や製茶業は今更言うまでもなく、とっくの昔から六次産業化しています。
そして、もっと先の未来へと進んでいます。
やはり国民の後から政策はついてくる。
神棚の横に飾っている天狗のお面。誇らしい。
誠実に未来を見つめる「作り手」がまだまだたくさんの鹿児島です。
そして夜は薩摩料理の「熊襲亭」さんへ。
お料理はもちろん、薩摩琵琶の音色にも酔いしれた一夜でした。
初めて聞いた薩摩琵琶はとても力強い音色。
音が歌っているようです。
一同に聞き入っておりました。本当にありがとうございます。
もうすでに春が来ている鹿児島。鹿児島の方は春の匂いがします。
温かい「春の匂い」は参加者様に伝わったかな。
霧島温泉妙見石原荘で頂いた、ボタン鍋の旨かった事!
天然出汁をベースに血抜きが完璧なイノシシ肉。
肉の厚さもちょうど良く、春のクレソンがアクセント。
ここのお料理は全て洗練されていて、素材の味が生きていました。
温泉はもちろん最高。
川沿いにある混浴の露天風呂を独り占め。
雲の切れ間に少しだけ星が見えました。東京で見るよりもハッキリと。
日本の温泉宿の良い時間を満喫できました。
回を重ねる度に見えてくるものがあります。
自分の国から、日常から、離れたからこそ、改めて知る自分がいます。
初日よりも2日目、3日目の方が皆さんイキイキされますね。
じんわりとその土地に馴染んでくる感があります。
地元の方と触れ合って、地元のものを頂いて、地元のお湯につかって。
たぶん人間は、とても素直なのではないでしょうか。本当は。
「鹿児島」はまだまだ奥深い。今回も皆様ありがとうございました。
次は5月の「熊本」、その次はリクエストの「佐賀・長崎」
まだまだ続くecobaiツアー。
一足先に、温かい九州の風を皆様に・・・
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