作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。
今日は佐賀県唐津市七山に来ています。
七山(ななやま)と言えば、10数年前から人気の直売所「鳴神の庄」がある地域。
昔は七山村、むらという言葉が付いていましたが、先の市町村合併の時に村がなくなっていまい。
ちょっぴり寂しかとです。
柑橘、野菜の品質はピカ一!
唐津市街地から標高が400m以上。
ドライブがてらよく遊びに来ていた地域です。
まずはコレ!「マイヤーレモン」やっと黄色になってます。
たっぷりと太陽を浴び金ピカの玉に!
ここで出会ったマイヤーが僕の人生を変えました。
今日は鳴神の庄の川添さんに、ハーブのご相談。
良質なハーブを作っている、溝江さんをご紹介頂きました。
主な作物は「博多万能ねぎ」小ねぎですね。
他には、そろそろ終盤ですがピーマン、バジル、レモングラス、ディルなどなど。
これはレモングラス。
フレッシュを刻み、熱湯を注ぐと、それはそれは素敵なハーブティーが出来上がります。
溝江さん、スゴか!と思ったのは、このシュガーピーマン!
20cmほどのビッグなカラーピーマンですが、これが甘い事!
パプリカなんて目じゃありません。
こちらは赤
強面ですが、とても優しい生産者の溝江さん。
歯ごたえもさっくりとして、瑞々しくて・・・
良い作り方してる!とすぐにわかりました。
七山の農家さん、きちんとした栽培をされている方が多いので、実はコッソリと注目していたのです。
写真はないのですが、奥さんがチャーミングでとても面白い方でした。
ねぎを丁寧に袋詰め。お手伝いの方がおられました。
写真、恥ずかしいみたい。笑
九州の女性は「パッ!」と明るい方が多いですね。
何だかホッとします。
溝江さんのお母さん。手間仕事中。
「それも直売所に出すんですか?」と聞いた所
「これはうちんと」(自家用です)笑
笑顔がよかですね。
すっかり、ゆったりモードになり、とても気分よく・・・
家族で力を合わせて、七山で農業をやる。
いろいろとあるけど、幸せだろうと思えるのは何故だろう。
最後は福岡市内で飛ぶように売れているみかんの畑に。
鈴なりです。
柑橘は隔年で豊作と不作を繰り返す為、ここの果樹園は、一年収穫して、一年休ませる事をしているそう。
なるほど!と思いました。
そうするには収入が半減しない様に、面積が必要ですね。
九州、廻ってみると、柑橘生産者にもいろんな特徴がある事がわかります。
これは四国でも和歌山でも、静岡でも、でしょう。
でも絶対的に、揺るがず共通している事はコレ!
「地域を大切に思っている」事。
なんやかんや言っても、やはり故郷が好きなんだなーと思えます。
七山って香りがするんですよね。
市街地から七山の方面へ走るにつれ。
純粋に生産している匂い。
そして着いたら、ホッとする。
地域の香りから紐付いて、特産品を覚えています。
生産物の香りと一緒に「人」という香りも記憶します。
懸命に、この土地の説明をして下さる。
七山の皆様、いつもありがとうございます。
また伺います!
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