つくる

作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。

宮崎県日向市 黒木さん

へべす

宮崎県北部の日向市。
日向灘を南にひろがる果樹園。
空が大きな宮崎県。気持ち良い場所。

へべすとは?
「すだち」より玉が大きく「かぼす」より香りが優しく「ゆず」より皮が薄く果汁が豊富な香酸柑橘。
「平兵衛酢(へべす)」
180年ほど前、宮崎県日向市の富高地区で見つけた「長曾我部平兵衛じいさん」に因んでつけられたその酢みかんは、味噌汁から魚の焼き物、お菓子や焼酎のカクテルに至るまで幅広く使われる。
宮崎では婚礼の習わしとして嫁ぎ先に苗木をもって行き育った果実を使うと、香り高くより美味しいお料理に仕上がるので、お嫁さんの評価が上がったというエピソードも。

そんなご当地お酢みかん、へべす農家の黒木さん
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高齢化が進む宮崎県の農山間地、日向市でへべすに可能性を見出し、精力的に生産を始めました。
「日向のライム」とも呼ばれるへべすは、とても香りが優しく、外皮が薄く果汁が豊富。
へべすはレモンやカボスなどと同様の使い方ができますが、何と言っても、どの香酸柑橘より旨みが豊富な事が特徴。

へべすシーズンが始まる東京の吉祥寺界隈の飲食店ではヘベスを使ったお酒を出す店も多くなっています。
一人でも多くの方にへべすの良さが伝わる様に、生産者自らが動く。
味を知って頂くよりも、黒木さんと直接触れ合う事で人柄を知り、優しさや安堵感なども付き、そのすべてが消費者の「へべすの記憶」となります。

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無加温ハウス、露地、数か所に分かれて果樹園が広がります。
4センチ以下は出荷しない組合の基準サイズを守り、大きさに達した時に収穫。
その年の天候により出荷時期は変わりますが、7月中旬~10月初旬(青い)10月中旬~12月末(黄色)

これは突然変異で日向市で生まれた果実です。
突然変異という事は何か意味があると感じます。
「神様がくれた贈り物だから」と黒木さんは大切に生産者全員と「へべす」の普及に努力しています。
地域を大切に、地域との連携も目指して、生産をしています。

広い日本の中、天孫降臨の宮崎に降り立った柑橘。

これからもどっしりとココに定着し、広がり、食べる人を喜ばせてくれる。
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黒木さん同様、へべすにはそんな魅力がたっぷりあります。
食べ物は「作り手」の味ですから。

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