つたえる

作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。

みなまた食べ物@東京カルチャーカルチャー

5月の終わり、東京お台場のZEPP東京の2階「東京カルチャーカルチャー」で「みなまた祭り2015」が開催されました。
ここ東京カルチャーカルチャーでは毎日面白いイベントが開催されています。
地域の発信も多く、奈良県、島根県など知られざる地域のストーリーを司会の「テリー植田」さんの進行で楽しく知ることができる情報発信基地。

4月のニューヨーク「アースデイ」から引き続き、みなまた地域が発信を着々と進めています。

この日は生憎の雨。「雨降って地固まる」
生産者にとっての恵みの雨をイメージしつつ
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みなまたは熊本県南部。鹿児島県との県境にあります。
不知火湾(しらぬい)に面した穏やかな地形。
海のもの、山のもの、水の流れが織りなす豊かな生産地。
生産地である「みなまたの食べ物」を知って頂くことが今回の目的。
そして、これがきっかけでここを訪れて下さる方が一人でもいて下されば有りがたい!
とにかく「美味しいねー」という印象を残せたらそれで満足。
人と人を繋ぐ事から全てが始ります。

当日は熊本が誇る人気者「くまモン」がお出迎え。
会場はパニック!不動の人気者。
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くまモンケーキを差し入れ下さった方も!乗ってるフルーツも熊本産。
もちろん手作り!なんて愛情でしょう!
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今回はお客様に会いたくて、生産者も駆けつけてくれました。
天の製茶園の天野浩さん、達さん(長男・三男)
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飲み比べできる渾身の紅茶が数種類!全て味が違います。
みなまたの若きリーダー、代表の浩さん。
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達さんは、首都圏を中心に音楽活動をする傍ら、稼業である生産販売の現場も手伝っています。
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彼が奏でる「糸」はみなまた地域を象徴する歌に。しみじみと心に響く歌声。
天の製茶園は九州の無農薬紅茶生産の中でも老舗!
東京シャングリラホテルでも「天の紅茶」は頂けます。

亀萬酒造の竹田さん
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天然醸造日本最南端の日本酒。
代表銘柄は「亀萬」今回は季節に合わせ「しゅわり」という微発砲酒を。
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昨年は香港にも出荷し、亀萬の名前は知られています。
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日本酒通には一目置かれる亀萬さん。
九州の日本酒なのに、かなりさっぱりとした飲み口です。
これより南は日本酒ではなく天然醸造は焼酎に変わります。

福田農場の萩嶺さん
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果樹園を多く持つ観光農園の福田農場からは「サングリア」「地ビール、不知火浪漫麦酒」「デコポンジュース」
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この地域の数少ない観光名所の一つとして週末には多くのお客様でにぎわっています。
萩嶺さんの笑顔でお酒やジュースが更に美味しく感じます。

もじょか堂の諸橋さん
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水俣・芦北・津奈木地区のオーガニック青果、加工品を水俣市内にある店舗で販売しています。
今回は「サラダ玉ねぎ」「甘夏」などここを代表する青果を持ってきてくれました。
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自然栽培でアボカト生産にチャレンジ中。
関東からの移住者でもある諸橋さん。
故郷東京からみなまたを見て何を感じたのでしょう・・・

モンベール農山の春香ちゃん
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天然地下水が湧き出る畜舎で元気に養豚をしています。
自社牧場の選りすぐり豚肉を使った加工品も。
今回は「極旨メンチカツ」と「丸ごとロースト」
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家業を継ぎ、生産に加工に頑張っている父親想いの明るい長女です。

・水俣漁業組居合の緒方さん
今回は上京できなかったですが、獲れたての魚の手配をして下さいました。
スーパー公務員。
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アジの天ぷら!あっという間に無くまりました。
それと「お魚バーベキュー」
厨房でシェフが焼いてくれました!
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奪い合い?的な感じ。出した側から無くなって行きました。

・これぞみなまた!杉本水産さんの「じゃこ」を使った「じゃこ飯」
地元の郷土料理ですが、出汁が出るように少し大きめのじゃこ。
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無漂白・保存料不使用。海から捕れたそのまんま。
杉本さんはみなまたの網元さん。
魚を取りすぎない様に、網目を大きく。環境に、海に、魚に、人に、優しい。
「食べ物で苦しんだ町だから、食べ物で身体を治す!」その意味が良くわかる逸品です。
シンプルだけど、たまらなく旨いのがこのじゃこ飯。
ここのしらすとじゃこはとにかく上質。
しらすは湯がいているのに、魚が生きて踊っている様。
お母様の、故杉本栄子さんが魂を込めた漁業を営んでらっしゃいます。

・みなまた地域ミラクル公務員、福田さん(津奈木のデニーロ)
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彼が用意してくれたスライド。みなまたの象徴でもある水の物語でした。
地域を何とかせんば!と生産者と共に努力を重ねています。
このような行政の方がおられるこの地域は幸せです。

テリーさん進行の元、みなまたの様子や物語をステージの上で語ります。
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みなまたと言えば過去に公害が発生した地域。
人間の命をつかさどる「たべもの」で一旦は壊れた地域でもあります。
あれから環境省が国家の威信をかけ公害を取り除き、今では類をみない程、美しい湾に蘇り、魚が戻っています。
海藻の森。小魚が暮らす湾。魚湧く海。

海から傷んだ地域が、その海の幸を携えて、皆様をお出迎え致しました。
皆様の様子を高い所からでしたが拝見すると、食べ物には行列!飲み物にも。
お皿が並ぶたびに、あっという間に空になり!
美味しい!美味しい!
笑顔でお話をしながらパクパク食べて下さる!
とにかく嬉しい幸せな瞬間でした。

この地域は福島ともご縁が深く・・・
福島の暮らしなどを伝える女性リーダーの鎌田さんも駆けつけて下さり・・・
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みなまた×ふくしまの繋がりを話して下さいました。
8月9日はふくしまからみなまたへ100名近い方が訪れる予定です。

テリーさんの友人、発明家の松本さんは福島市ご出身。
同級生に相馬の方なども多く、現在のリアルな福島をよくご存知で。
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東京では知られていない福島の今をお話し下さいました。

環境首都宣言をしている水俣市。
環境という部分だけを捉えても、福島との交流は自然な事。
みなまた地域の方達はご自身の体験から今の福島を支援続けます。
だから想いが違います。

この日はスペシャルゲスト「100年ごはん」監督の大林千茱萸さんも!
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昨年の12月にみなまた上映会を開催した事をきっかけに、ありがたい交流が続いております。

「食」のストーリーを伝えながら地域の生産のあり方を考えます。
来て頂いた方に「水俣の今」と「水俣の未来」を少しでも感じて頂けましたら・・・・

最後に大林監督が
「起こった事は事実として受け止め、その後食べる側の私たちが風評加害者にだけはなってはならない」と。
重い言葉です。

東京の荒馬座さんが踊って下さる「水俣ハイヤー節」力強くそして美しかった!
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収穫・感謝・祈りを叫んだ夜。

思わず、見ている僕らも踊り出し!
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本当に素敵な方達です。

この水俣が8月から東京大手町にあるニッポンの郷土の食と地酒の店「フネ」に特集地域として登場します!
ここに出てくるみーんなの食材を使った美味しいランチや物販が!
もちろんドリンクもみなまた産が勢ぞろい!
夜もみなまた産が食べたい!と言えば、即席で作って下さる事も!

フネのシェフがとても大切に地域食材を取扱いして下さり、感謝感謝です。
食べて頂いてこそ、生産者さんは作り甲斐があると言うもの。

まだまだ続く「みなまた食べもの」
いよいよ11月は「みなまた農業観光」産地視察ツアーも開催決定です。

まずは
知って、食べて、訪れて頂くことから。
人と人の交流が広がり、新たな扉が開かれる。
地域PRとはそういうもの。
時間がかかるけど確かな1歩を積み重ねます。

行政主体のブランド化は厳しい。
先に生産ありき。生産者ありき。その後から地域ブランドは付いてくる。
ブランドは「たべもの」ですから。

来年の「不知火湾プロジェクト本番」に向けみなまた地域の発信は続きます。
想いで繋がろう。
素敵な想いで。