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作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。

心地よいという事@宮城県栗原市

宮城県と岩手県の県境、栗原市に行きました。

まだ暑い夏の日。

にょきにょきと入道雲。

カラッとした良い天気でした。

 

小さいけど見えますか?これが漢方和牛という褐毛和牛です。

ここは生産牧場(オス2頭に雌30~40頭ぐらい。ハーレム。ムフフ)

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今回は、以前からとっても感動した美味しい和牛の牧場視察。

関村牧場の漢方和牛!

何度も頂き、その旨さにアゴが落ちた、落ちた。

デトックスした和牛。

何と脂の融点が23.9℃。

通常の牛の脂は40~56℃。

だからこの和牛はいくらでも食べる事が出来ます。全く胃にもたれない。

ブロックをカットしていると、僕の手の温度でみるみる脂が溶けていく。

 

14種類のハーブを食べさせています。なんて贅沢!

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見えますか?

エゴマ、クコの実、桑の葉、ろっかくれいし、さんざし、ハトムギなどなど。

 

牛は可愛い。ペロリン!

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クマザサを美味しそうに食べてる。

 

ここに来たばかりの熊本県阿蘇の「あか牛」

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警戒してます・・・。何もしないよー!

阿蘇のあか牛、仙台和牛の掛け合わせもいます。

褐毛の赤身のよい所と黒毛の脂の良い所が出ていて・・・

この赤と黒のミックスはタマラン旨さなのです・・・

 

こちらは肥育場。

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太ってるでしょう?

 

生産者の関村さんを囲んで。

全員、漢方和牛ファン!東京と横浜から駆けつけました!

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楽しかった!

これからの日本の畜産生産現場で生き残っていくには、やはり個性を出す事が必要。

通常のサシ重視の牛は健康的ではなくて。

関村さんは健康にする事!のびのび育てる事!を個性としました。

健康に育った牛だから、肉はもちろん、内臓がとにかく美味しい。

レバーを食べた時にその違いがはっきりとわかりました。

これまでの牛レバーの概念を覆す味。

小腸もタマランかったです。

 

見て!この三角バラ!

美味しいですよー。サラサラしていていくらでも食べる事が出来る。

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こちらはローススライス。置いとくと、脂が溶けだす。

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ジューッと焼いて!塩だけで頂きます。

食べた食べた!

漢方和牛に漢方豚までズラ――とたぶん10種類以上!

味わいがしっかりあるのに後口が軽いので、ヤバイほど食べる事ができます。

 

 

健康な牛なので、出すものも上質。

牛糞を発酵させて堆肥にし、お米を作ってます。

その漢方米を使った日本酒。

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美味しかったですよー!これ!キレの良い辛口。

奥は仲卸の鈴木さん。今回案内して下さいました。

いつもありがとうございます。

 

健康であること!

農産も健康に育てる事、畜産も水産も同じ。

それが個性である時代です。

 

僕の大切な人には、こんな環境で育った和牛を食べさせたい。

そう強く思った視察でした。

これからの季節はすきやきなどが美味しいでしょうね。

 

穏やかな顔!

みんなこの環境が心地よい!という顔をしてます。

 

やんちゃ姫が一匹、駆け寄って来ました。

いつもありがとうね!また来まーす。

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