つたえる

作物の生産から食卓へ。つくる事は「人の手」を繋ぐリレー。種を撒き、育て、収穫する。そして、調理する。「人の手」が繋いだものが形を変えていく事。

九州和紅茶博覧会2017@東京②

さて、博覧会2日目は会場を大手町に変えて明るい昼間にスタートです。
ここは大手町のビル群の中にある最も皇居大手門に近いビル。
なんだか崇高なにおいが。

さんさんらぼふゅーちゃー
丸の内から地方創生を考える、と言うテーマを掲げ地域活性化を推進している拠点です。

お日様サンサンで気持ちよい会場に、祝日の今日もたくさんの方がお集まり下さいました。
ありがとうございます。

そして昨日に引き続き、MCを担当してくれているのは「MARI」さん。
とてもまじめな性格でして・・・
満点の笑顔で軽快に進めてくれました!ありがと!

九州和紅茶博覧会も3回目を向かえ、これからの企画をどうしようかといつも考えます。
生産者がもっと欲しがる内容にしたい、日本の茶業が継続拡大することに繋げていきたい。

生産物は全般的に
地域性をしっかりと打ち出し、風景も、空気も、人も、丸ごと知ってもらって口に運んでもらうのが一番ですね。
生産者の活動を後押ししている国の政策がたくさんあり。
そんな全体の動きの中での活動として、このイベントも開催しているつもりですがもっと進化させなきゃと思っている今日この頃。

さて、
3年連続エントリーしてくれた「うれしの紅茶振興協議会」の旗を背負って登場してくれたのは
佐賀県嬉野市の太田市郎治製茶園から太田さん

最近3人目の子供が生まれたばかり。
しっかりと後継者不足にも貢献しています。
繊細なお茶作り。センスいいです。
そして何といってもここは「アールグレイ」が人気でした。
在来という地域固有主の茶葉を紅茶にし、ベルガモットの香りを付けています。
ベルガモットが強いので合わせる紅茶を在来にしたとのこと。
在来は地域に古くから生き続けているものなので力強さ、野性味が溢れています。
一般の人が「あ、紅茶!」といつもの味を想像していただけるのがこれ。
アールグレイは日本人好きですね。。
嬉野市役所の方も応援に駆けつけてくれて・・・
地域が一体となって「うれしの茶」を盛り上げているのがわかります。
そして、嬉野と言えば、何といっても温泉!
お茶と温泉で町おこしをしています。
ここの温泉はトッロトロでして・・・
勢いよく浴場に入ると必ず滑ってコケルようなマンガの世界が・・
恐ろしく素晴らしい泉質。是非一度お試し下さい。

そして長崎からは
対馬で唯一、お茶の生産、製茶をしている「大石農園」大石さん。
前回も長崎代表で出て下さいました。

大石さんはお父さんが紅茶づくりをしていまして・・・
息子さんのゆうじろうさんが、営業担当!
こうやって親子でそれぞれの仕事を担当しているのは理想的。

パッケージも対馬の天然記念物の「つしま山猫」を使っています。
ほのぼのとして大石さんに合ってますね。
今回のべにふうきも評判が良かった。
後発の産地ではありますが、全国の産地を巡って真面目に研究した成果が出ています。

一緒に手伝ってくれているのは、茨城県さしま茶の「吉田茶園」吉田さん。
「いずみ」という幻の品種で作った紅茶を頂きました。
ありがとうございます。
飲んでみるとなんとも不思議な甘い香り。
茨城にも素晴らしい産地があるのですね。

長崎からはもう一人、五島で唯一お茶を生産製茶している「グリーンティ五島」から島さん。

長崎県は大小の島々が織り成す個性豊かな地域ですが、長崎県らしく「島茶」が2箇所エントリーしてくれたのは嬉しかった!
五島のお茶、一番推しているのが「つばき茶」
五島は古くからの椿の産地で、椿オイルが有名。
その椿の葉をお茶にできないかと産学官連携で研究し出来上がったのがこのつばき茶。
椿葉と紅茶を混ぜて飲みやすくしています。
内臓脂肪を減らす効果が実証されているようです。
島さんはとても優しい方で、椿の葉も一緒に持ってきてくれました。
それを添えて、茶菓子を出しました。
そんな小さな気遣いをして下さる方々です。

この写真、お茶をついでもらっているのは「さんさんらぼ」の運営を担当している若松さん。
とても頭のよい美人さんでして・・・
このイベントを担当して頂いて、開催までの相談、準備も気持ちよくやって下さいました。
三菱地所様をはじめ、会場の方々のたくさんの暖かいお力添えがあって、この日を迎えた事に感謝致します。

各県の茶菓子。

全て紅茶に合います。
ここでしか食べることができない地域のめずらしいお菓子ばかり、お皿にいっぱいてんこ盛り!

熊本県、代表のみなまた紅茶の「坂口園
代表銘柄は「ゆのつる和紅茶」
なぜ「ゆのつる」かと言うと、水俣市にある2箇所の温泉の一つ「湯の鶴温泉」にある産地だから。
ここのお湯はしっとりとしていて。
いつまでも入っていられる感じ。

坂口さん。

とても真面目。
高品質な緑茶と紅茶を作り続けたい思いで溢れています。
信頼できる方。
べにふうきを主に使った紅茶のブレンドは、そのセンスが光ります。

そして
前回から続いての参加、芦北「お茶のカジハラ」さん
カジハラさんは、首都圏にファンを多く持つ生産者。
もう大御所の域に。
坂口さんの右隣に笑って写っています。
カジハラさんのお茶は緑茶も紅茶も品質が良い。ファンが多く付くのがわかる味。
ここまで来るのに何年も試行錯誤をされたそう。
そして、自分だけが良くなろうとは決して思わず後輩の育成にも力を注いでいます。
食べ物はその人柄にお客様が付きます。

前日に引き続き、この日も「人気紅茶総選挙」を実施。
めでたくグランプリに輝いたのは・・・
エントリーナンバー20番、夏摘みべにふうき 熊本県 お茶のカジハラ、梶原さん!
おめでとうございます!

多くのお客様が写真を撮っていました!
嬉しいですね。
本当に。

この日は昼間という事もあり、ゆったりとした心地よい時間が流れ、
紅茶に酔いしれ、たくさんの出会いがあり、盛大に終えることができました。

この生産者の方々の紅茶は東急プラザ銀座店で買うことができます。
売り切れ御免の貴重なものも。

九州和紅茶博覧会は終わった直後に次回の企画が動きます。
開催は2日間と短いですが、企画は一年越しで準備します。

2018年度はどの様な内容にしようか・・・
もっと多くのイノベーションを興すことができないか・・・

2018年は11月9日(金)10日(土)で予定しています。
そして第四回目は九州外からもエントリーを募る予定。
企画も異業種とのタイアップを考えています。
いろんな方々と生産継続の思いを共有し、続けられる所まで努力を重ね、次の世代にバトンタッチしようと思います。

あっという間の濃い二日間でした。
上京下さった生産者の方々、その地域の方々、本当にありがとうございました。
ご来場いただいた素敵なお客様にも感謝致します。
そして
会場を貸して下さった
東急プラザ銀座店ハンズエキスポ様、ハンズエキスポカフェ様、大手町さんさんらぼフューチャー様
告知をして下さったディスカバージャパン、エイ出版様
大変多くの方々のお力があって実現させることができました。

国産のお茶の業界は、世界的ニーズの高まりに反して縮小傾向にあります。
そこには必ず原因があり、その原因はわかっています。
販売の形態も様々で選べる時代になった今だからこそ、これまで培ってきたお茶という国の重要な農産物が継続できるかどうかは生産者の肩にかかっています。
ほんに微力ではありますが、その後押しができれば・・・
その思いで和紅茶博覧会は続けていきたいと思います。

皆様
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。